u12

◆FC solceuの方針の確認とお願い(保護者向け)

2005-07-25
FC solceu U-12の方針は
①「勝つことよりも技術向上。」
②「良いサッカー選手である前に、良い少年であれ。」
です。

チームから保護者の方に「それをしてもらっては困ります。」等のお願いをすることが結構あります。お願いしている内容は同じなんですが、違ったパターンごとに説明しなくてはいけないので、今回、再度保護者の方に考えていただきたいので、メッセージを送ります。

チームの方針を基によく出てくる“キーワード”は
「自分のことは自分でする。」
「素直、元気、明るい、感謝。」
「プラス思考。」
「生きる力。」(自分で生きる力と集団で生きる力)
「良い競争。」
が、あると思います。

保護者がクラブ活動に参加または見学されるときには、方針から生まれる目的が達成されるように“クラブ”に協力していただきたいのです。直接的な、お子さんとの接点は試合時のベンチの後ろからの応援(ここは盛り上がりましょう!)と社会勉強の先生として同行していただく引率しかありません。その他にあるとすれば、お子さんが体調を崩されたりして、チームから保護者の方へお任せするとき等だと思います。
クラブ活動とはお家を出発してからお家に帰るまでの時間です。ただし、移動時の安全についてはご家庭での十分な指導をお願いします。

下記に例をだして説明しますので、たくさんのことに応用していただきたいと思います。
(例)選手のお茶
① 自分で自分のお茶を持参する。
② 自分のお茶が無くなったら、友だちに分けてもらう。
③ 全員のお茶が無くなったら、大人が買いに行く。
です。

悪い例
①荷物を軽くするためにお茶を少なくして、後から保護者がお茶を持ってくる
②最初から部費でお茶を買ってもらう予定をして、少ないお茶しか持ってこない。

なぜ?なぜ悪いの?と思われると思います。

説明させていただきます。
チームの活動の中で方針とうたっていることには、仕掛けがあることが多いのです。
① 自分が持参したお茶が1日もたない事で、1日に自分に必要なお茶の量がわかる。
② 友だちに分けてもらうことにより、生活単位での協力体制が生まれる。
③ 毎回友だちに分けてもうと、お互いに気まずくなるので、自分で分量を考える。
④ 自分のお茶の分量を考えて大切に飲む(自主的に体力を消耗してのどが乾かないように日陰で休む等。)
⑤ 移動時にお茶が重かったら、移動時の対策を考える。(自転車ならリックではなく自転車に直接載せる方法、電車・バスなら荷物を降ろせる時は、足元に置く等)

まずは、お茶に対しての意識改革として、今後は部費でのお茶の補充はしません。各自で必要なお茶を持参してください。もしそれでもお茶が足りなくなれば、各学年で対応してください。

“不便”から学ぶことがたくさんあるとFC solceuでは考えています。
子どもの負担を減らす方法として、
① クーラーの効いた自家用車で試合に行き、帰る。
② 保護者が練習の準備(コート描き、ゴール移動)をする。
③ 試合会場で保護者がタープを張る。
④ 試合用具を保護者が運ぶ
等がありますが、FC solceuは発足のときから、このような選択はしていません。
サッカーチームですから、サッカーにもベストをつくしますが、快適な環境による“勝利”よりも“生きる力”育みながらの“FC solceuらしい勝利”を目指しています。3期生・4期生はこの“不便”をもろともせず全国大会・関西大会に出場しています。チームとしては“不便”から育んだ“強さ”、練習量が少ないことからの“集中力”で結果が出たと自負しています。

FC solceuにはこのような“仕掛け”がたくさんあります。意味はどれも“お子さんの成長”を願うものであります。チーム活動の中にたくさん隠れていますので、どうか主旨をご理解の上、お子さんに対する態度と距離感のご協力をお願いします。