u12

☆草サッカーの結果・FC solceu(6年生・6期生)

2006-08-31
8月18日(金)~22(火)の5日間、静岡県静岡市清水区で“全国少年少女草サッカー大会”がありました。
結果と感想は次のとおりです。

<結果>
Aチーム 217位/256チーム中(3勝5敗)

8/18(金)
予選リーグ 0-1、1-2
8/19(土)
予選リーグ0-3(4位/4チーム) 4位トーナメント 1-0
8/20(日)
4位トーナメント 1-1(PK負け)(14位/16チーム中)
8/21(月)
14位トーナメント 0-1、1-0
8/22(火)
14位トーナメント 1-0
⇒217位(3勝5敗)

清水FCの前嶋先生のご厚意で20日に清水FCと練習試合をさせていただきました。
15分を3本
1-1
0-1
0-3
でした。
常にサッカーをしているのは清水FCだけです。FC solceuの選手は一生懸命ジャマをしています。粘り強く頑張りました。1年前は15分に9得点されていましたから頑張ったのは間違いありません。しかし、それだけでは何もなりません。
少しの光が見えたのは最強の相手に“考える”が一瞬でも見えたことです。
指導者としては清水FCの素晴らしいサッカーを観て勉強になりました。サッカーって素晴らしいなとあらためて感動しました。
(先生の声掛けや、やろうとしていることに大きな意味がありました。)

<感想>
結果だけ見ると217位/256チームなので惨敗して帰ってきた印象ですが、実際は下位トーナメントでも簡単に勝てる相手はなく、全体的にレベルが拮抗したチームが集まっていました。
11位/256チームになったジュニオールSCに0-3で負けた以外は全て1点差か同点という試合でした。
実際はその1得点の攻防の中に今の6期生の“甘さ”を確認できた遠征になったと思います。(何故大会で勝てないか・・・)

“全ては試合のために”、5日間その大切さを学びました。行きの新幹線で指示を無視して寝なかったことで体がダルイまま試合をして、初日のギリギリの2敗が悔やまれたり、食事をしっかりすることにより5日間乗り切ったこと。ルールを破ってチームメイトを不安にさせないこと。サッカー以外に何もない5日間を有意義に過ごしました。

また、そんな良い緊張感の中、夜は指導者と選手がトランプなどで真剣に遊び、ONとOFFの時間を分けることで、ストレスをためずに楽しい遠征になりました。合宿では選手と指導者の別活動を実施しているので、僕自身こんなに選手と遊んだり話したりするのは初めてでした。(大盛り上がりで楽しかった!)

3日目、選手だけでミーティングする時間を設けたところ、2時間も話し合いました。その次の日から試合後のミーティングでは、選手個人個人の意見をストレートに出していました。試合に出る出ない関係なく全ての選手が堂々と話します。ベンチからの応援や意見も精一杯だせるようになりました。サッカーしかない環境と協力しないと乗り切れない環境が子どもを「本物」にしたような気がしました。「本物」とはやらされないスタンスと理解した行動力ということです。
そして、いつもどおり洗濯は自分たちで行い、自主性の自信を深めていました。
5日間を有効に乗り切るために指導者から生活面で厳しく要求された、食べる、休む、寝る、協力するに対して全選手が頑張りました。

サッカーの話に戻りますが、遠征におけるサッカーのテーマ“変わる”“一生懸命”“考えた勝利”に対してやはり“甘さ”がネックになりました。
その“甘さ”が順位に影響しています。結果的には最初の予選リーグで1勝している5年生のFC solceu Bのほうがはるかに順位が上になりました。
「自分たち自らが目標に向かって必要なことを実行する」、この点に対して体力的、精神的に「すぐに妥協してしまう」ところが残念でした。
もうひとつ気になったのは、生活やサッカーをリードする声が、最後のほうは5年生に多かったことです。5年生に引っ張られていてはいけません。

しかし、結果的に5日間で何かを生み出す直前まで来たことは選手全員もよく理解していると思います。
大きな課題が何か、それを達成するためには何が必要か、必要なものを手に入れればどんなふうになれるか、というイメージと手応えを持って帰ってきました。
頑張れ6期生!!!


FC solceuとして初めて参加した“全国少年少女草サッカー大会”5日間ということに大きな意味がありました。サッカーしかない環境、そのための生活、そこに楽しさや厳しさがあって有意義に過ごせました。
帰りの選手の顔には自信が表れていました。良い顔をしていました。
サッカーを、生活を、一生懸命頑張った証でしょう。

※8月29日(火)の夕方の体育館の練習で子どもたちが初めて「本物」の自主性で動き出しました。120%自力で動いているので、続けるとサッカーも素晴らしく上達しそうです。
少し驚きましたが“草サッカー”効果なのだと思います。
頑張って続けてください。
“敵は自分ですよ!”

※この遠征に保護者の方は不参加でしたが、遠く京都から応援に来てくださった保護者の方に大変お世話になりました。後半になると指導者が仕事で減っていく中、最後までサポートしてくださった保護者の方もおられます。大きな安心をありがとうございました。また、この大会の審判は地元の高校生(サッカー部の選手)が実施します。1日のボランティアは1000人以上です。5日間で1000試合以上が行われます。その大会に参加させていただき感動しています。いろんな方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。

※今回の遠征での技術的なレポート(A4用紙5枚分)は指導者講習会で利用します。