u12

☆U-9育成プロジェクトの感想(第1回目・5/21)

2006-05-22
初めてU9Pを実施しました。今回の指導者は高山、コジ、アックンでした。
FC solceuサッカーを長年指導している指導者が3年生以下だけをじっくり指導することが今までなかったので、この機会はとても有意義だったと思いました。
また、下級生は保護者が見学に多く来られるので、この時点での交流も重要であると感じています。

この日に3年生を受け持ってみての感想です。
1試合目は試合慣れをしていない雰囲気で動きがない試合をしていました。この様子をみて、2試合目までにいくつかのトレーニングをしました。
①試合で使う技術(ドリブル、パス、トラップ)の成功する(当たり前の)ポイント
②その技術をつかうタイミングの一例(参考)
を、軽く短時間だけ指導をしました。
すると、2試合目は1試合目より試合がとても上手くいきました。
選手個々が本来持っている良さが試合の流れを自分たちに引き寄せていました。
U9Pの目的はここにあると思っています。選手は生まれつき素晴らしい素質を持っています。その素質を試合に活きるように流れを作ってあげることです。決して無理やり大人のサッカーを押しつけてはいけません。サッカーを押し付けられた選手は将来伸びないばかりか、サッカーに楽しさを見出せなくなるからです。
そういう意味では僕にとっても刺激的な半日でした。とても楽しかったです。
コーチが少ないので、その中で下級生を見てあげる手段として始めましたが、やって良かったが一番の感想です。
他の学年もしっかりとした指導者が付いていたので、有意義に時間を過ごしていました。2年生はとても元気があって自然に“勢い”を出せる学年でした。1年生は初めての試合経験ができて良かったです。

今後もU9Pにより3年生以下の育成を楽しみにしています。
「選手は生まれたときから、自分自身のサッカーを持っている。指導者はそれを壊してはいけない。」
「日本人のサッカーやフットサルはロボットだ。」
僕がブラジル研修でバンデル(当事フットサルブラジル代表監督)と話した時に、彼から直接言われた言葉です。
日本のスポーツ全般で“勝利至上主義”“教えすぎ”“根性論”が問題になっていますが、発足当初からのFC solceuらしい“自分らしさ”を大切にしていきます。

また、今回参加してくださった相手チームの鳳凰さんは、各学年に素晴らしい素質を持っている選手がたくさんおられました。おかげさまで、とても良い経験になりました。ありがとうございました。

<コジコーチのコメント>
下級生でも火曜日の体育館の練習に参加してくれている選手はやっぱり成長しています。これからはもっとたくさんの下級生が練習に参加してくれれば、全体的にもっと成長し、試合でも楽しいサッカーができるでしょう。

※この日のU9Pに4期生(現中学校2年生)のタカヤとツバサが遊びに来てくれました。サンガJYに所属する彼らは、GWに開催されたナイキプレミアカップの全国大会で準優勝しました。決勝戦のヴェルディーJYとは延長戦の末敗れましたが、勝っていれば世界大会へ出場できていました。残念ですが、日本での準優勝は素晴らしい結果です。これからもがんばってください。