先日レグルス時代の教え子の最後の高校選手権を見に行った。
私の指導してきた選手の中でも最高の選手であると感じていた。
人としても良い人間性を持ち技術的にも吸収力の高いセンスの持ち主。
その最後がなかなかの感傷深さ。
3年間頑張ってきたであろう選手の目から中学時代でも今までも見た事のなかった涙が・・・
悔いはないのだろう。
自分が選んだ道を恥じる事はない。
よく頑張ったと思う。
青春ドラマとしては良かったのだろう。
でも私は指導者として本当にそれで良かったのか?
この仕事を生業としている私は何らかの思いに痛烈に襲われた。
信頼している高校に送り出した「つもり」だった。
かわいいかわいい教え子に携わった全ての方々にはもちろん感謝している。
ただもっと変えていかなくてはいけない。
何もかも。
毎年こんな思いをするのは残念でしかない。
自分の無力さに苛立ちを覚える。
私は「決心」した。
何をとか何がとか明確なものは「まだ」なくてグレーな決心ではあるが。
変えていかなくては何も始まらない。
変えようとしなければこのままである。
今の中学年代のサッカー事情が高校サッカーの基盤になっている。
変える事を恐れて学ぶ事を恐れて認める事を恐れている世界を変えていかなくてはならない。
嫌われても反発されても違うことは違うと言えて自分の思いを伝えていかなくては。
ソルセウが飛躍の年にして新たな風をなんとか吹かせなければ。
中学年代の指導者は危機感を抱いているだろうか。
トレセンスタッフや関係者の方々はどう考えて今の現状を創られているのか。
選手はコマでもピースでもない。
まだまだ変わりまだまだ可能性がある。
大人が選手をまっすぐ観なければいけない。
上からの角度では選手の素性は観れない。
もと近づいて観ればいい。
気付くこともあるでしょ。
俺にもたくさん教えてほしい。
もっと勉強させてほしい。
「選手」の為に。
皆様は誰の為に?
もっと選手と向き合ってもっと自分を見つめて結果なんかに目の前の写真なんかに惑わされないでもっと大事なことに向き合っていきたいと思います。
目の前の選手に目の前の事にしっかり向き合うことが一番の変えていける方法だと思うから。
今後もソルセウに期待してください(^^)/
「未来を夢見て」
U-15監督 藤谷