u12

◆タカサン(6年生・5期生)京都パープルサンガジュニアユース合格

2005-11-14
今年度はタイシが既にガンバ大阪ジュニアユースに進路を決めていますが、今回、高塚綾太君が京都パープルサンガジュニアユースに合格しました。とても嬉しいです。

サンガの育成部の方には事前に人間的には本当に素晴らしいお子さんですと紹介しています。
準備や片付けのときの“ちゃんとやろう”という姿勢や友達関係の中での正義感や毅然とした態度は僕たち大人も見習わなければならないと思っています。今のままでも君は素晴らしい“人間”です。
プレーや試合の出場状況も正直にお伝えしました。タカサンは将来の可能性をかわれています。
サッカーの会話のレベルも高くなってきました。自分のプレーで表現することは困難でも“理解力”はアップしています。

タカサンはFC solceu U-12ではプリンス(王子様=未来の王様という意味)で試合に出ています。世間一般では“Bチーム”と呼ばれているグループです。
「えっ、BチームからJのクラブに合格!」とおどろかれるかもしれませんが、タカサンは身長が小学校6年生しにて170cmあり、スピードもパワーも抜群なんです。タカサンが真芯でとらえたインステップシュートは大人の僕でも怖いくらいです。(確立50% 笑)
しかし、基本技術が成長途中であったり、実戦時に精神的な余裕が無いのが、今のタカサンです。

今年の夏、タカサンから「今日でFC solceuをやめさせていただきます。今までお世話になりました。」という電話がありました。
今後どうしたいのかを聞いてみると「FC solceuで教えてもらった技術を他のチームでの試合に出て試してみたい。」と話してくれました。
「君はまだまだFC solceuで基本技術を学ぶべきだ。」と話しました。ちょうど、今年度から基本技術の徹底育成にチームとして取り組んだところだったからです。タカサンの身長とスピードは他のチームからでもとても魅力だったでしょうが、FC solceuとして中途半端では外へ出せないと判断しました。
清水FCとの交流でFC solceuのサッカーが赤子の手をひねるように負けてしまうのは基本技術の差だと気がついているからです。京都で通用しても全国のトップレベルとの基本技術との差は想像をぜっするものがあります。

タカサンはその後とてもがんばりました。テクニカルトロフィーも完成間近です。サンガ受験の最終の練習では、ほとんどが基本練習だったらしく、タカサン本人は、自信を持って帰ってきました。

プリンスで温めてきた選手が育つことはチームにとって、とても嬉しいことです。
プリンスは“Bチーム”ではありません。以前にもお話しましたが意識的にゆっくり成長を待つグループです。
最近、FC solceu U-15の練習試合にFC solceu U-12プリンスの選手が何名か出場しました。コジコーチのコメントは「問題なくプレーできます。」でした。相手チームは中学校2年生主体のクラブチームでした。

タカサンへ
「君はまだ何もやっていない。あるのは、これからの可能性だ。」
可能性とは“自分”が何もしなければ、得るものは何もありません。君は“何”をしたいのか、そのために“何”が必要か。そしてやると決めたことを“自分”に負けずに“続けて”ください。
一生相談にのってあげたいですが、言い訳は聞きません。
サンガに入っても君はプリンスだ。コーチのアドバイスに真剣に取組み、ゆっくり君らしく、しっかり君らしく、成長してください。真剣にやれば、15才くらいで爆発できると思います。
君の成長を後輩たちと共に楽しみにしています。
まだまだFC solceuで学ぶことは多いので、みんなと一緒にがんばろうね。

4期生 ツバサ、タカヤへ
サンガジュニアユースの1年先輩の二人へ。タカサンをよろしくお願いします。しっかり、見てやってください。温かく、そして厳しく、愛情を持って面倒をみてやってください。よろしくお願いします。
君たちの活躍も期待しています。がんばってください。