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◎「FC solceu」でサッカーの持つエネルギーを身につけよう

2007-07-20
以下の記事は2007年7月15日のFC solceu全国大会壮行会でFC solceu酒井相談役が閉会宣言で語った内容です。
一部の人からもう一度聞きたいからホームページに掲載してほしいとリクエストがあったので、ここに掲載させていただきます。

「FC solceu」でサッカーの持つエネルギーを身につけよう

サッカーは、独特のエネルギーを持っています。今、社会で問題となっている仲間意識の希薄化=無関心や無感動、無秩序といったものを払拭する力を持っています。
ここで、2つのエネルギーについて話します。

1 「スクラム・エネルギー」
サッカーは団体競技であことから、チームワークすなわち「人と人との協力」を育成するエネルギーを持つ競技です。
わかりやすく言えば、受験戦争で勝利を目指す「学習塾」は、隣の生徒に勝つための教育がなされていますが、サッカーの持つエネルギーは隣の選手と協力すること=スクラムを組むことを学ばせます。
私の知り合いの学習塾では、算数、国語と並んでスポーツの時間を設けることを検討しています。
サッカーの持つ「スクラム・エネルギー」は、「サッカーの町・城陽」の発展の力になると思います。

2 「サプライズ・エネルギー」
最近、スポーツマンが「スクラム・エネルギー」を吸収できず、人に迷惑をかけるニュースを目にしました。
スポーツクラブの先生が、こんなことを話しておられました。
スポーツマンの事件は、指導者にも責任があると思う。
要因の一つが練習内容だ、練習内容が頭を鍛えない「パターン練習」となっている傾向がみられる。さらに考える力を養う指導者と選手とのディスカッションも充実させることが必要だ。考えることをしない学生は自ら判断することをしない。
サッカー日本代表も「考えて走る」を大きなテーマにしていますが、小学生の練習でも「考える」を実践しているチームを増やさないといけません、サッカーの指導者は、どのカテゴリーでも、選手の「考える」「発想する」「判断する」の力を育成し、その結果に「驚き」すなわち「サプライズ」を求めるべきだと思います。観客や相手選手の「サプライズ」を求めるエネルギー=「サプライズ・エネルギー」が、サッカーを発展させるとともに「考える個人」を育成するのです。

3 FC solceuでサッカーの持つエネルギーを吸収する
今、述べた
①人と人とが協力する、団結する力=「スクラム・エネルギー」
②考え、発想して、判断することが生み出す=「サプライズ・エネルギー」
の2つのエネルギー、「スクラム」と「サプライズ」は、どちらも頭文字はFC solceuの「S」です。
「スクラム」「サプライズ」「ソルセウ」
3つの「S」を“FC solceu”で学んでください。